ごあいさつ

会長からのメッセージ

くまもと有機エレクトロクス連携協議会 会長/熊本大学 学長 谷口 功

日本を支えるものづくり産業は世界的なコスト競争の激化や円高等の影響により厳しい環境におかれています。

熊本地域の産業の中核を担っている半導体関連産業においても例外ではなく、今後益々厳しい局面を迎えることが予想されます。この局面を打開するためには、日本人にしかできない繊細で高度な技術を形にし、付加価値の高い事業につなげることが唯一、最善の道であると我々は考えます。

このような時代背景の中で、独立行政法人科学技術振興機構の地域産学官共同研究拠点整備事業に採択され、地域のあらゆる力を結集し、2011年3月に「くまもと有機薄膜技術高度化支援センター Kumamoto Institute for Photo-Electro Organics(Phoenics)」をオープンしました。

また、文部科学省、経済産業省、農林水産省が2011年度から公募を開始した「地域イノベーション戦略推進地域」に、熊本県内外の10機関で構成する「くまもと有機エレクトロニクス連携協議会」が提案した「くまもと有機エレクトニクス連携エリア」が国際競争力強化地域に選定され、さらには、文部科学省の「地域イノベーション戦略支援プログラム」に熊本県、熊本大学、崇城大学、九州大学、くまもと産業支援財団が提案した「有機エレクトロニクス産業の基盤技術である有機薄膜技術を核とする広域的な地域イノベーション創出の取組」が採択されました。

これらの国の支援プログラムでは、地域の半導体関連企業群の有機エレクトロニクス分野への新規参入と企業誘致を促進し、半導体、自動車産業に続く地域の次世代リーディング産業を育成するため、産学官金の総力を結集して有機薄膜技術分野の研究開発、実用化・事業化、人材育成、広域連携体制の強化に取り組むこととしています。熊本県内にはこれまでの産業発展の歴史の中で高度な技術を有した企業群と学術機関が集積し、幾多のものづくりのノウハウが培われ、ものづくりにおいて高いポテンシャルを有しています。これらの結集を基盤に、あるべき次世代産業の形を描き実現させることが我々に与えられた使命です。

「くまもと有機薄膜技術高度化支援センター」【ハード】と、地域イノベーション戦略支援プログラムの招聘研究者、コーディネータ等【ソフト・ヒューマン】の連携により、それぞれの力をフル稼働させるとともに、九州大学OPERAをはじめ、域外の関連拠点や企業との広域連携をも積極的に図り、世界を先導する一翼を担う地域として、有機エレクトロニクス産業の創出を推進して参りますので、皆様のご支援をお願い申し上げます。


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